ハヤシライス
- 2017/04/07
- 21:55

ドミグラスソース(デミグラスソース)、 ビーフシチュー、ビーフストロガノフ、ハヤシライス、ハッシュドビーフ
よく聞かれる、ドミグラスソースを使った料理の違いのまとめです。
■ドミグラスソース、 (デミグラスソース)
ドミグラスソースは牛骨や筋肉、香味野菜(玉葱人参セロリトマト)、などを
焼いて、赤ワイン、水をいれ煮込んだソースです。
■ビーフシチュー
ビーフシチューはそれそのものを主菜と捉えます。
一般的に、
牛ブロック肉、大きめの櫛切り玉ねぎ、
角切りジャガイモなど大きめの肉や野菜を入れドミグラスで煮込んだ料理です。
■ビーフストロガノフ
16世紀初頭にウラル地方で成功した貴族ストロガノフ家の家伝の一品であったとか。
簡単に書けば、ソテーした牛肉をソースであえた料理。
ただ日本においてはサフランライスを使ったり、トマトやドミグラスソースを使うこともあるので
ビーフシチューと混同されがちですがソースの仕上げとして
スメタナ(サワークリーム)をたっぷりいれます。
又、サワークリームの代わりに生クリームを使うこともよく見かけます。
■ハヤシライス
ハヤシライスはカレーなどと同じで、ご飯などにかけて食べる料理ですね。
即席で薄切り肉サッと炒めて、トマトピューレなどを足してソースにからめ
ハヤシライスのルーにしたりします。
ですので、「ハヤシ」ソースとは、ドミグラスのアレンジ料理とも言えますし、
ドミグラスソースの未完成のとき、ご飯にかけて食べれるようにした料理と言えます。
語源は、
早矢仕有的(はやしゆうてき)氏が考案したので「ハヤシライス」、又は
「ハッシュド・ライス」が訛って「ハヤシライス」の2説です
■ハッシュドビーフ
ハッシュドビーフは薄切り牛肉(牛でなくても可らしいですが、、)を使い、
野菜はタマネギだけかマッシュルームなどのキノコ類が加わる。
この辺りはハヤシライスと同じですが、あくまで主菜と捉えます。
よって、ご飯には掛けません。かければハヤシライスと捉えます。
ハヤシライスとは、どちらもドミグラスを使うことと、
「薄切り肉をドミグラスソースで手早くからめた料理」という点が共通しています。
味付け大体同じ、好みでトマトを入れたり入れなかったり、
ウスターソースを隠し味に使うこともあります。
ちなみに、「ハッシュ(Hash)」とは、英語で「細切れ肉料理」の意味です。
最後に、ドミグラスでデミグラスの違い。
正しくはドミグラスでデミグラスは間違いです。
スペルがdemi-glaceなので、
ローマ字読みで、デミグラスという言い方が定着したんでしょうね。
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